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ご挨拶

第40回日本生体磁気学会大会
大会長 白石 秀明
       獨協医科大学医学部小児科学 主任教授

拝啓 仲春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
2025年6月20日、21日の2日間、札幌において第40回日本生体磁気学会大会を開催させていただくことになりました。
生体磁気を用いた研究を総論的に論議する場として、1986年に本学会が創立されてから、40年になろうとしております。この間、数々の技術革新、コンピュータ技術の進歩、情報交流の劇的な進歩により、沢山の知見が得られ、多くの成果が得られて来ました。
特に、近年はAI技術を応用した、計測、解析、考察技術が爆発的に進化してきており、我々の学問領域におきましても革命的進化の波が来ております。生体磁気学に携わる、多くの仲間が集い、学問の垣根を超えて討議する場として、本学会はとても貴重な立ち位置にあります。
北海道は、北海道大学電子科学研究所の栗城眞也先生が脳磁図研究の種を蒔き、それに引き続く研究者が大事に、大事にその芽を育て、大きく育んできた地でございます。これまで、北海道での本学会開催は、第9回(札幌・栗城眞也先生)、第30回(旭川・鎌田恭輔先生)、第34回(函館・横澤宏一先生)、第37回(札幌・長峯隆先生)と続いてきて参りました。今学会におきましても、これまでの技術進歩の紹介・討議に加え、昨今直面している問題点に関しましても、皆で集ってその対策を練ることが出来る場になればと考えておりました。
6月の札幌は1年の中で最も天候が安定しており、とても良い季節になります。1年待ち望んだ夏がもう少しで来ることに、皆が心躍る時期であります。 学問を同じくする皆が集い、語らえる、素晴らしい学会にしたいと考えております。 皆様のお越しをお待ちしております。

敬具 2024年6月吉日